プロローグ
◆プロローグ
そのの年のキノコ王国の空には、
天をおおうほどの大きな「ほうき星」がありました。
百年に一度訪れるその「ほうき星」からは、たくさんの星くずが降りそそぎました。
大地に落ちた星くずは、キノピオたちによってお城にあつめられ、
とても大きなパワースターに、生まれ変わったといいます。
それは、王国にとって幸せなことのはずでした。
百年に一度、星くずの恵みを
お祝いする「星くず祭」の夜のこと。
「マリオへ
星くず祭の夜にお城で待ってます
わたしたい物があるの……ピーチより」
ピーチ姫からの招待状をにぎりしめ、
マリオがお城に到着するとそこは、きらびやかに輝く星くず祭りの真っ最中でした。
楽しげに踊るキノピオたちに迎えられ、
幸せなひとときを感じるマリオでしたが……
気がつくと、マリオは知らない場所にいました。
目の前にきらきらと輝く小さな星が
あらわれたと思うと、
小さな星は白いウサギに姿を変えて
マリオに話しかけてきました。
「目が覚めた?じゃ、
あそぼうよ…」
白いウサギに導かれたマリオは、
そこでロゼッタと名乗る不思議な女性と出会います。
ギャラクシーの冒険への扉が今開かれようとしています。